名古屋Keynote セッション

■ 5月18日(火)名古屋ミッドランドホール

初日の名古屋会場では満場の中、「Production Premium 5」のプローション映像が上映されたとたん、 CS5への期待に会場の空気が一変。セミナーが幕を開けました。CS5の最新機能紹介の前に、ゲストスピーカー3氏のKeynoteセッション。「クロスメディア時代に向けた様々な取り組み」と題し、「Web」「テクニカルDTP」「EPUB&iPhoneアプリ」をキーワードに自社の取り組みを語っていただきました。

豊田 有 氏名古屋Keynote セッション名古屋Keynote セッション

キーノートセッション1
 栄印刷株式会社 Webディレクター 豊田 有 氏

 (株)松坂屋の販促物全般を制作している栄印刷株式会社でWebディレクターとして、紙媒体やWeb媒体の両方の特性を活かし、様々な視点からWebサイトの導入や戦略立案、制作業務に携わっている豊田氏。「最近ではCMS(Contents Management System)を利用した案件を手がける事が増えており、特に携帯電話を利用したモバイルプロモーションのご相談が増えている事を実感しています」ということで、クロスメディア時代に向けた取り組みについて、二つの事例でお話しいただきました。

<Webコンテンツ制作について>
● 制作は紙媒体からのスタート

 Webコンテンツ制作は、ほとんどの場合が紙媒体が先行してスタートします。紙媒体が印刷工程に入る少し前にWeb担当者より依頼があり、展開範囲の策定、公開日・掲載期間などを決定し進めていきます。印刷の制作からWebデザインの制作へと進むので、Illustratorでの作業で。Illustratorではオブジェクトの境界線がぼける、Webに合わせたデータづくりがされていないというような声もありますが、CS3あたりからは問題はなくなっていると思いますし、CS5ではさらに注目の機能があるようなので楽しみにしています。最終デザイン決定後はDreamweaverでコーディング。各機能の設定により時間の短縮・効率化も図っています。

 Webコンテンツ制作において重要なのは、色々なデバイスに展開されても、どれもが人が操作するものである点を意識してデザインすることです。制作環境がMacであってもWindows環境での確認は当然行っています。検証を終え、担当者の承認後、公開となります。もちろん、修正・改訂作業もスムーズに対応できるよう備えています。

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<ECサイトの商品情報制作について>
● カタログ制作からECサイトへ展開

 5月に入ると、ギフト商戦が始まります。最近ではお中元をご自宅用にお買い求めになるお客さまも増えているそうで、カタログは約200ページ。商品点数は約1800点になります。カタログ制作のワークフローは、オリエンテーション→ページの台割り→制作スケジュール→商品スケジュール→レイアウト提案、同時に商品撮影。得意先による商品情報のExcel入力。Excelのデータを受け取り、FileMakerへ登録。データベースをInDesignへ流し込み、レイアウトの微調整・校正・修正の作業を繰り返した後、印刷工程へと進みます。印刷工程へ進んだ後、ECサイトの準備です。担当者からの指示に従い、データの CSV書き出し、画像では、CMYKからRGBへのフォーマット変更、解像度の変更、リサイズ・リネームなど、プログラムを利用して一括変換するなどの効率化も図り、顧客が利用しやすいデータに加工して納品するのが、商品情報の制作になります。

<まとめ>

 このように紙媒体からインターネットを利用したWeb媒体まで幅広く対応、複数のメディアを組み合わせた相乗効果により、企業の販促活動に貢献しているわけですが、クロスメディアな展開を可能にするためには、専門的な知識を持った人材がうまく連携することが必須であると考え、チームワークを一番に心がけて業務に取り組んでいます。

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