「郵政民営化の仕事。オリエンテーションの中で“グループ全体が全国津々浦々にサービスを提供できる唯一の存在ということに誇りを持ち、それを堅持しつつ競争力に変えていくのがJPのとるべき道”“見捨てる人をつくらない”と言うJP社長の明解な決意がよく理解できた。ユニバーサルサービスは国家的なスケールでの意志を守るというメッセージをどう作っていくかが、この仕事の大事な部分だった。
■テレビCM
あくまで、主役は郵便局なので、各地の郵便局の地元で実際に生活している人をドキュメントで切り取る手法で作成。臨場感がでている。普通に生活している人の奥深さにいくつもの感動ポイントを発見できた、面白い仕事だった。
■駅3面貼りポスター
全国の郵政時代がもっているスケール感を表現した。
■新聞
JP社長の深いメッセージと意志を伝える、各紙写真を切り換えて作成した。
■局内ポスター
JP本社1F。郵政にかかわる多くの人々や社員も見る大切なメディアの一つ。
■ブランドブック
24万人の社員が積極的に見るようなブランドブックにした。
年賀状は7・8年前のピーク時には40億枚売り上げたが、メールの発達などにより毎年1億枚づつ減っている。“送る”は儀礼的な年賀状、“贈る”は相手のことを思いやり心を込めた贈り物としての年賀状と位置づけた。
■テレビCM
メッセージを受け止めて具体的に年賀状を購入し、書いてもらう高いハードルアクションを果たすため、有名人に個人として普通の人として出てもらうことを意図している。
■Web
キャンペーンにとって重要な役割を担う。単にメッセージを伝えると言うより、年賀状作成お役立ちソフト的な意味合いを重視して作っている。
■ティッシュ
古典的媒体だが、3500万個と言うボリュームになるとマス媒体になる。白い便箋に手紙を書くイメージで作成。
■六本木ヒルズのメトロハットを巨大ポストに変身
従来はなかなかやらない新しい手法で印象づけた。
■Cafe de nenga
年賀状ウイークを設定し、カフェを期間限定でオープン、年賀スイーツを作った。これを注文すると年賀状がついてくるので、その場で年賀状を書くと言うアクションを体験してもらった。その他、色どり年賀状など。当キャンペーンにより年賀状の売上げ落ち込みを36 億枚で下げ止めることが出来た。今後はさらに増やして行きたい。
「メディアや方法はいろいろあるが、何を伝えたいかが一番の本質。伝え方の工夫は瞬間気になるが、それだけでは人の気持ちは動かせない。まずは、なにを伝えたいか、商品や会社自体が何なのかを明確にすることが大事。メディアは広がっている、既存のやり方を新しく見せることもあるし、その逆のやり方もある。それぞれ一つの点が、ばらけず大きな流れの中に沿って、人の気持ちの中にブランドの持つ大きな物語やブランド像を築いて行くと言うのが私の目指すやり方」
講演の最後に「年賀状を好きになってもらい、年末にたくさん年賀状を書いてもらえれば嬉しい」と締めくくられました。
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